怒られるうちに咲く花の根を煎じて飲めば死に至る

 愚痴す。威圧感のすごい指導者のもとで勉強しており、すごくしんどい。最悪な緊張感の中、弱き者たちが行動指針を「怒られないこと」に定め、どうすればなるべく怒られずに、自分の心に受ける傷を少なく一日を終えられるかを考えている。べつに自分が怒られなくても、人が意味のない怒りをぶつけられているのを見るだけでつらい。誰も幸せにしない怒りが、明るすぎる教室に行き渡って息が苦しい。「社会に出たらこんなこともあるよ。だから怖い社会ごっこを今のうちにやっておくんですよ」「えーっそうなんですか。ご親切にどうもありがとうございます。社会に出たときのために今からいっぱい憂鬱ごっこをして、立派な憂鬱人になれるように励みたいと思います!」「うむうむ、良い心がけだね。ほら、じゃあまた一花咲かせようね。君は本当にだめだね、同じことを何度も間違えるね」「ご指導ありがとうございます! はい、私は本当にだめございます! これから受けるであろう評価を事前に与えてくださりありがとうございます! 勉強になります! THE CORRECT(正社員)になるべく頑張ります! 頑張り頑張り頑張ります!」余ってる人いたらお金ください。