目の前で酷い仕打ちを受けている人がいるのに何もできなかった

 ここまで失うもの何もなくて、それでもいまだに権力に怯えてるって私は一体何のために生まれてきたのだろうね。強いものが弱いものを支配するシステムに加担するためにだけ生まれてきたのでしょうかね。嫌ですね。本当に嫌になりますね。情けねー悔しー。

 同じ空間で誰かが不当に(、あるいは、必要と思われる程度というものがあるとすれば、それを超えて)叱責されている状況に耐えられない。耐えられないのに耐えてしまった。叱責されていた本人はもっとつらかったかもしれないし、案外聞き流せているかもしれないけど。でも自分だったら絶対に絶対に耐えられない。絶対に絶対に耐えられない立場になり得た可能性を思うだけで、もう、耐えられない……。

 あーあ。どうせ一生つらい気持ちを引きずらなきゃなんないんだから、どうにかあの時怒ればよかった。もう本当に嫌んなるね……。何もかもが中途半端だったなあ。

 その後は楽しいことがありハッピーでした。終わり